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住宅性能

住宅性能とは、人それぞれで感じる感覚とは違い、耐震性、気密性、断熱性、省エネ性を数字で示すことができるようになっています。ウッドライフは単に高い数値を追い求めるのではなく、建築のプロとして必要な数値を導き出し、目標数値を決めて取り組んでいます。

01.構造の強さを示す耐震性能

ウッドライフは、許容用力度計算による耐震等級3が標準

住まいに求められる性能で最も優先されるべきは耐震性ではないでしょうか。
住まいは過酷な自然から住まい手の命を守るシェルターとしての役割があります。地震や台風といった、いざというとき家族の命を守る構造。それには耐震等級3が必要と考え提供しています。
耐震等級3とは等級1(建築基準法)で定められた1.5倍の強度を持ち、多くの建物倒壊があった2016年熊本地震でも耐震等級3の住宅は倒壊が0棟であったことからその有効性が示されています。
また、皆さんの身近な建物で耐震等級3で建てられているものとして、消防署、警察署、学校などがあります。人を救助・避難する防災拠点が倒壊してしまっては目的が果たせなくなるためです。ウッドライフは人命に関わる耐震等級3を許容応力度計算によって行っています。

長期優良住宅認定取得

長期優良住宅認定制度は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅の建築・維持保全に関する計画を「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき認定するものです。

構造の強さを示す耐震性能

02.省エネルギーと健康のための断熱性能

断熱性能は断熱等級6以上

国は断熱性能を等級1~7までに区分しており、2025年に等級4が義務化されました。
ウッドライフでは、その義務化される基準よりさらに高い断熱等級6以上の目標を定め設計しています。(省エネ地域区分6地域G2相当)
寒い冬は壁や窓や換気、湿気などから室内の熱が失われていきます。
失われたままでは室温がどんどん下がっていくので、維持するためには熱を投入しなくてはいけません。
しかしそれにはエネルギーコストがかかります。断熱性を高めることで熱の投入は少なくて済む。これが省エネルギー面からの断熱です。

日本はエネルギー資源の大半を輸入に頼ってきました。
原油や天然ガスなどその調達コストは一定ではなく、様々な要因で変動します。もし将来の電気代が1.5~2倍になったら生活はどうなるのでしょう。冷暖房を我慢しながら生活するのは誰もが望みません。太陽光を新築・リノベーションにかかわらずご提案している理由がそこにあります。

高気密高断熱の技術はエネルギーを無駄にしないための有効な手段であり、老後の所得が減ってもストレスフリーな室内環境を維持するための先行投資とも言えます。
質の高い暮らしに必要なのが断熱性能なのです。

省エネルギーと健康のための断熱性能

断熱性能の高い家は健康にも良い

もうひとつの断熱性能を高める理由があります。それは住まう人の健康と関連しています。
欧米では室温と断熱性の研究が進んでおり、WHO(世界保健機構)は最新のエビデンスを取りまとめた住まいと健康に関するガイドラインを2018年11月に発表。 低い室温度は冬季の死亡率や呼吸器系疾患等の症状増加につながるため、ガイドラインでは寒さによる健康影響から居住者を守るための室温として、18℃以上を強く勧告しています。18℃は室温の下限値として、一般住民の健康を守るため、安全でバランスのとれたものであると推奨し、特に高齢者や子どもの暮らす住宅は、さらに暖かくする必要があると提言されているほどです。
日本国内でも一部の研究者・学者が中心となって研究を進めている「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(通称HEAT20)」が2009年に発足し、健康で快適に暮らすことができる住宅を明確に示すための指標を定めています。それがHEAT20G1~G3という指標です。例えば省エネ基準地域区分の6地域を例にすると、G2(UA値0.46)であれば暖房機の最低室温は概ね13℃を下回らない。というように、断熱性を高めることで受けられるメリットがイメージしやすくなりました。
そういった断熱性能の高い家に住むことで病気の症状が和らいだ、血圧が下がったなどエビデンスの蓄積も進んでいることから、ウッドライフでは住宅の断熱性能をHEAT20 G2を標準性能に定めています。

性能数値と満足する暮らしの関係

光熱費は実際住んでみてからでないとわかりません。室温もそうです。
新築住宅購入者のアンケートでも暑い寒いなどが上位にあるのを見かけます。
「高気密高断熱」や「次世代省エネ基準をクリア」などのうたい文句=満足する暮らしとはイコールになっていないのが現状です。建築地の気象や設計によって室温や省エネ性は大きく異なります。
断熱の数値競争でただ数値が高い設計するのではなく、初期の段階でコストと断熱性能の部位や箇所によってのバランスを考えてそれぞれが両立する素材を使い・配置することで、室内の上下温度3℃以内の目標をクリアできる設計を行っています。

03.ウッドライフの標準性能一覧

標準性能

耐震性能 許容応力度計算による耐震等級3
省エネ性能 HEAT20 G2
その他公的認証の取得 長期優良住宅認定100%取得
BELS100%(☆5)
性能平均値 UA値(外皮平均熱貫流率)0.42
Q値(熱損失係数)1.4
全棟気密測定実施 C値(相当隙間面積)0.23

標準使用

耐震性能 24時間換気 第1種熱交換型換気
冷暖房設備 壁掛けエアコン
給湯設備 エコキュート JIS3.3以上
節湯 キッチン、浴室 節湯型
主な外部仕上げ 屋根 ガルバリウム鋼板
外壁 弾性リシン吹付け、一部サイディング
全棟気密測定実施 C値(相当隙間面積) 0.23
閧口部 アルミ樹脂複合サッシ
(ペアガラスLow-e+アルゴンガス入り)
玄関ドア U値1.79
使用断熱材 硬質ウレタンフォーム1種2号相当品
壁85mm、天井80mm
押出法ポリスチレンフォーム3種bA
基礎75mm
オプション:天井付加断熱105mm
外部付加断熱45mm
耐震性能 無垢夜合フローリング
壁・天井 クロス
基礎 ベタ基礎工法
外周耐力面材 パーティクルボードt=9 制振テープ付き
防蟻 防蟻薬による構造材処理

私たちが大切にしていること

20年先の家族の暮らしを予想しながら住まいのご提案をしています。
もちろんその中には庭も含まれますし、家計も含まれます。
次世代に引き継がれるような、価値ある家(暮らし)を提供し続けること。それが私たちの使命だと考えています。

暮らしとお金

建てる時にちょっと無理して組んだ住宅ローンで日々の暮らしが楽しめなくなるのでは本末転倒。たとえ収入が同じでも、家庭によって家計はバラバラです。従来のように年収から導き出した借入可能額で住宅ローンを組んでしまうのはとても危険です。年収ではなく家計から毎月の返済可能額を導きだし、総額いくら借りて良いのかという適正予算を考える必要があります。
ウッドライフは、将来の暮らしを考えたセミナーを開催し、お客様ごとに資金計画と貯蓄計画を作成しています。